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小児の成長 ⑶

「小児の成長 ⑵」で予告した通り、今回は成長過程で、なくてはならない「吸啜反射」や「消化器系」の問題を抱えることになり産まれてきた、乳幼児期のお子さんへの「オステオパシー的 治療」について書いていきます。


「オステオパシー医学」は、身体の構造(解剖学)を主として、発生学や発達学、脳神経科学、神経生理学、神経心理学などの多くの難しい学問の上に成り立っています。

「小児の成長 ⑴」で前置きした内容に、下記を記載しておりました。


【発達の重要性】

 子どもの発達は、身体的、情緒的、知的、社会的な側面が相互に関連しながら進行します。特に、乳幼児期は脳の発達が最も活発であり、将来の学習能力や社会性の基礎が形成される重要な時期です。


上記の下線を付した文章のところです。

そう今回、書かせていただくテーマは「脳神経」の問題を中心に、遺伝的な問題のケースは除外し、「出生時のトラウマ」と言われる、「出産過程で発生した、赤ちゃんの身体(骨組織)にかかってしまった外傷(ストレス)」への手技治療の内容となります。膨大な医学知識を、簡潔に、解るように、書ける自身はありませんが、大枠な「小児オステオパシー」のイメージを持っていただけることを目的に、書かせていただきます。



では、今回のテーマ『成長過程で、なくてはならない「吸啜反射」や「消化器系」の問題を抱える赤ちゃん』にフォーカスして書いていきます。


まず、治療にあたっては、お母さんがそばに付き添っていただくことが大前提となります。

それは、赤ちゃんが不安にならないことや、時にはお母さんに抱っこしてもらいながら、加えてお母さんの手の甲に私が手を重ねて、施術することもあります。

そして基本的に、お母さんのお身体から施術治療させていただきます。

何故、お母さんも? と思われるかと思います。「10ヵ月近く、赤ちゃんとお母さんが同一体として歩んできた期間」があり、出産後もそのホリスティック1)的な「母-子の関係」は維持されるからです。注)ただ私が「‥的」としているのは別の意味合い(量子医学 的)があってのことです。この点に関しては、求められた方に対しては実際に施術治療を行う際に説明させていただいております。


では、次に進みます。

お母さんの乳首を吸う「吸啜反射」には、舌の運動が必須にありまして、その舌運動は脳神経12神経の1つ「舌咽神経」に支配されています。

そして、「消化器系」と言われる内臓器官には、胃を始め十二指腸や小腸、大腸などがあります。これらの内臓器官を支配しているのは、脳神経12神経の1つ「迷走神経」が支配しています。

ちょっと話が逸れますが、脳神経は現時点で12の神経があります。脳から伸び、例えば「眼」や「耳」、「鼻(嗅覚)」「舌」を始め、脳神経かつ末梢神経的な働きをしています。「迷走神経」は脳から出て「肺」や「心臓」、「消化器系内臓器官」などに伸びる、12神経の中で一番長い神経組織です。決して運動だけでなく「感覚神経」としての役割を持ち、「肺」「心臓」「消化器系内臓器官」の状態等の情報を脳に送っています。

オステオパシーでは、10数年前から注目し研究が行われ、「脳の支配下に迷走神経がある」と言われてきた歴史に「迷走神経が脳を支配する」と言われることもあり、迷走神経を「第二の脳」、生命の太陽ということでしょうか「太陽神経叢」と呼ばれるようになっている重要な神経です。

オステオパシー的には、(主なものとして)まず出産時に発生した頭蓋骨の特に後頭骨の骨組織への外傷ストレスの解放施術を行います。これにより、現在の問題の治療とともに、その後の身体構造の正常な発達を導きます。

お母さんには、「産後ケア」の意味合いも含め、「仙骨」への施術治療も行います。

そして、外傷ストレスによって狭くなった、「舌咽神経」「迷走神経」の頭蓋骨の底にある通り道を拡げる施術治療を行います。

さらに、「舌」に対しては、「肩甲-舌骨 筋」と呼ばれる筋に対して行いますし、お母さんには「迷走神経」への施術治療をお願いしています。

これらの他に、お身体を診させていただき、治療が必要な体性機能障害があれば、そのオステオパシー病変に施術治療させていただいています。


やはり、難しいですね。避けては通れない専門用語(解剖学用語)も在りますし。

上記の序文でも書きましたが、大枠な「小児オステオパシー」世界のイメージを持っていただければと願っています。

また、お問い合わせでも、可能な限り疑問や不安を晴らさせていただきますので、ご遠慮なく御連絡下さい。



決して、怪しいとか、不思議な世界ではありません。

「オステオパシー」は、発祥の国「アメリカ」では「オステオパシー医学」として法制度認可されています。公式な医学の世界ですので、怪しいものではありません。ただ、日本は法制度されていなく、民間療法の位置づけですので、その観点からは「私」という人間を信じていただくしかないと思います。

また、他の手技技法のような、「バキ、ボキ」みたいなことは行いません。

身体の全構造を繋ぐ結合組織(膜組織)を使って、膜組織が反応を許してくれる「優しい、微々弱な指の腹からの力」で施術しますので、一切、怖い事はありませんので、ご安心ください。

機会が有りましたら、(結合組織)膜組織が反応を許してくれる「優しい、微々弱な指の腹からの力」をテーマに、「医学的な理由」を書いてみようかと思っています。



ご覧いただきありがとうございました。


次回は、「出産時のトラウマ」のオステオパシー的 治療を深堀りして書かせていただくか、または神経発達障害における「ADHD(注意欠如多動症)」や「自閉症」などにおける「トピックス」や「オステオパシー的に、どのように治療していくか」について、書かせていただこうかと思っています。




1)ホリスティック(Holistic)

ホリスティック(Holistic)とは、ギリシャ語の「全体(holos)」を語源とし、「全体的」「包括的」「全人的」を意味する言葉です。部分的な治療ではなく、身体、心、精神、そして環境までを含めた「人全体」の調和とバランス、自然治癒力を重視する視点や考え方を指します。


主なポイント

A)「全体」の捉え方:

臓器や病気の一部だけを見るのではなく、身体(Body)、精神(Mind)、心・魂(Spirit)のつながりを考慮します。

B)自然治癒力の最大化:

症状の緩和だけでなく、人間が本来持っている「治る力」や免疫力を高めることを目的とします。

C)環境も考慮:

健康状態に影響を与える食事、生活習慣、周囲の環境も含めて全体的にケアを行います。

D):西洋医学との違い:

病気の部分のみを治療する現代西洋医学に対し、病気になった「人そのもの」全体をケアし、自然な形で癒すアプローチです。


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