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小児の成長~私たちの手で未来の世代を助ける~ ⑴

更新日:2月28日

久しぶりに「ブログ」に書いてみたいという気持ちになりました。

やはり、「真なこと」や「深い思い」などを言葉にする際には、ブログが一番良いと、改めて感じたからです。


今回のテーマは「正常発達」についてです。

特に、「小児正常発達」についてフォーカスしていきます。


小児正常発達と云えば、医学系の学校を卒業された方なら解ると思います。

いわゆる、運動発達「○歳までには○○が出来るようになっている。」と云うものが思い浮かぶと思います。


運動発達の順序(Shirley,1961)によれば、

・ 0ヵ月  胎児の姿勢

・ 1ヵ月  顎を上げる

・ 2ヵ月  胸を上げる

・ 3ヵ月  物をつかもうとするができない

・ 4ヵ月  支えられて座る

・ 5ヵ月  膝の上に座る/物を握る

・ 6ヵ月  高い椅子の上に座る/ぶら下がっている物をつかむ

・ 7ヵ月  ひとりで座る

・ 8ヵ月  助けられて立つ

・ 9ヵ月  家具につかまって立っていられる

・10ケ月  はいはい

・11ヵ月  手を引かれて歩く

・12ヵ月  家具につかまって立ち上がる

・13ヵ月  階段を登る

・14ヵ月  ひとりで立つ

・15ヵ月  ひとりで歩く

とあります。研究者によっては月数や運動に差があります。 

しかし、運動発達は小児正常発達の一部分に過ぎません。



「小児正常発達」は、以下のように考えられています。


小児の正常な発達は、年齢に応じた身体的、情緒的、社会的な成長を含み、個々の発達には個人差がありますが、一般的な目安があります。



【発達段階の概要】

新生児期(0〜1ヶ月):

基本的な反射(吸啜反射、握り反射など)が見られます。

親との情緒的な結びつきが形成される重要な時期です。

 

乳児期(1〜12ヶ月):

身体的発達-首がすわり、寝返り、ハイハイ、つかまり立ちができるようになります。

言語発達 -喃語(なんご)を発し始め、周囲の人とのコミュニケーションが増えます。

情緒的発達-親や特定の大人との愛着関係が深まります。

 

幼児期(1〜6歳):

1歳児-歩行が完成し、探索行動が活発になります。言語も発達し、50〜200語程度の語彙を持つようになります。

2歳児-運動機能が向上し、走る、跳ぶ、階段の昇降ができるようになります。自己主張が強くなり、自我の芽生えが見られます。

3〜6歳児-社会性が発達し、友達との関わりが増え、遊びを通じて学びます。言語能力も向上し、二語文を話すようになります。

 


【発達の重要性】

 子どもの発達は、身体的、情緒的、知的、社会的な側面が相互に関連しながら進行します。特に、乳幼児期は脳の発達が最も活発であり、将来の学習能力や社会性の基礎が形成される重要な時期です。

 適切な早期教育や環境が、子どもの発達に大きな影響を与えることが研究で明らかになっています。子どもが多様な経験を積むことが、健全な発達を促進します。



次回は、小児正常発達の「運動発達」について、アメリカのドクター・オブ・オステオパシー(医師/オステオパシー医師)から学んだ、オステオパシー的に「どのように診て」「オステオパシー的症候学」を思考し、「手技療法」を行っているか、等について書いてみたいと思います。


お子さんが、「発達遅延ではないか?」と悩んでおられる親御さんの気持ちが、少しでも和らげるお手伝いが出来ればと思っています。 

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