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「社会的交流を避け孤立するように行動変容させる神経回路」-No.453




社会的交流を避け孤立するように行動変容させる神経回路の発見




 社会的ストレスがかかると社会的交流を避け社会的に孤立することがあります。社会的孤立はうつ病、認知症、心血管疾患のリスクを上昇させ死亡率を上昇させることが疫学的に示されています。このため、2023 年からWHO は社会的孤立を「差し迫った健康上の脅威」と位置付けています。しかし、社会的なストレス負荷で社会的交流を避けるようになる機構は分かっていませんでした。


 今回、自治医科大学医学部 生理学講座 神経脳生理学部門のNaranbat Nasanbuyan研究員、吉田匡秀講師、尾仲達史教授らを中心とした研究グループは、社会的ストレスにより交流を避け孤立を惹起する視床下部神経回路をマウス動物実験モデルで発見しました。

研究グループは、マウスの社会的ストレスモデルを用い、ストレスで強く活性化する視床下部腹内側核オキシトシン受容体発現ニューロンを同定しました。さらに、社会的ストレス時にこの視床下部腹内側核オキシトシン受容体ニューロンが過剰に活性化されると、社会的な交流を避け孤立するように行動が変容することを明らかにしました。今後、このニューロンの活動を操作することで社会的孤立を抑制できるのか、更なる検討が待たれます。




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