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アルツハイマー病とパーキンソン病に共通する脳の仕組み ~脳内の信号伝達を妨げる共通のシナプス機構が明らかに~ -No.583
アルツハイマー病とパーキンソン病に共通する脳の仕組みを発見 脳内の信号伝達を妨げる共通のシナプス機構が明らかになり、 神経変性症状の共通原因が特定されました 。 アルツハイマー病とパーキンソン病は、世界中で数百万人が罹患している代表的な神経変性疾患です。沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究チームは、両疾患に共通する分子カスケード(分子の連鎖反応)がシナプス機能障害を引き起こすことを明らかにし、症状が生じる仕組みの理解を一歩前進させました。 研究チームは、疾患に関連するタンパク質の蓄積によって、シナプスを介した脳細胞のコミュニケーションがどのように妨げられるかを探索しました。その結果、脳内の正常な信号伝達に不可欠なシナプス小胞の再利用を妨害する経路を発見しました。 本論文の筆頭著者であるディミタル・ディミトロフ博士は次のように述べています。「シナプスは、さまざまな機能を制御する神経回路に関与する、脳内のコミュニケーションのハブです。したがって、記憶に関わる神経回路のシナプスにタンパク質が蓄積すると記憶が障害され、運動制御に関わる神経回路に蓄
nextmizai
5 日前読了時間: 3分


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